頭痛外来
頭痛外来
日常的に頭痛に悩まされている、いわゆる「頭痛もち」の方は多いものです。つらくても「頭痛くらいで…」という思いから、医療機関を受診せず、市販薬を服薬して対処されている方も少なくありません。
普段生じる頭痛の多くは一次性頭痛で、ストレスや生活習慣、姿勢などがきっかけで起こります。
片頭痛の治療は、頭痛発作を早く鎮めるための急性期治療と、頭痛がない日も毎日お薬を飲んで、頭痛発作を起こりにくくする予防療法があります。近年、片頭痛の治療薬の開発が進み、2021年片頭痛予防専門の薬として初となる、CGRP関連製剤(ガルカネズマブ・フレマネズマブ・エレヌマブ)が上悴されました。これにより治療の主体が予防に切り替わりました。また急性期治療薬も従来のトリプタン製剤に加え、2022年ラスミジタンが承認されより高い頭痛消失が期待できるようになりました。
緊張型頭痛は頭痛の中で最も頻度が高く、後頭部、こめかみ、ひたいを中心に頭重感や圧迫感、または締めつけられるような痛みがジワジワと発生し、しばらく続きます。眼の奥が痛くなることもあります。 首肩こりを感じたら、軽いストレッチをして頭痛を予防しましょう。
群発頭痛は、片側の目の奥がえぐられるような強烈な痛みが起こります。一定期間に集中して起こるため「群発」という名称がついています。年に1~2回程度発症し、群発期には1回につき数十分から2時間程度の激しい痛みが生じ、1~2ヶ月にわたって続きます。1日に何度も起こすこともあります。比較的稀な疾患で、男性に多く発症する傾向があります。
二次性頭痛は病気が原因で起こる頭痛です。見逃すと危険性が高い病気には、くも膜下出血、脳腫瘍、脳梗塞、脳出血などがあります。
「経験したことがない突発性で強烈な痛みがある頭痛」、「徐々に痛みが強くなるいつもと違う頭痛」などは二次性頭痛の可能性があります。ためらわずに医療機関を受診してください。
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